私のフランス語歴 使用教材、勉強方法
私のフランス語歴について書きます。
今から20年位前、まだボンジュール、カフェオレ、クロワッサン位の単語しか知らなかった頃にパリで半年位教室に通いました。
しかし全く頭に入らず、この分では一生フランス語は話せるようにならないのではと思っていました。
当時は、フランス人男性と生活を始めたばかりでしたが(のちの夫)彼は銀行の手続きなども私に任せっぱなしです。不便ではありましたが、どうにかなるだろうと思っていました。
フランコフォンの国での滞在は、フランスに10か月、ガボンに3か月です。
結局、夫と生活を始めて1年後にはフランス語の会話はできるようになりました。
当時は話せるだけで十分と思っていましたので、文法も綴りもアクセントも暗記する意志は全くなかったためにレベルは低かったです。
2014年の年末に思いがけず日本に帰国しましたが、それ以前は一生海外で人生を終えるのだろうと思っていました。
その為、仏検対策の勉強は全くしていませんでした。
帰国当初は会計事務所で働いていました。日本での生活に慣れるにつれて次第にフランス語を使う仕事をしたいと思うようになり仏検の準一級の受験勉強を始めました。
2016年に準一級に合格し、2017年に一級を受験し不合格、2018年に合格できました。
私が実践した勉強法をご紹介します。
学校には行かず本もあまり買わなかったのでお金はあまりかかりませんでした。
まずはNHK radio japan、毎朝起きるとシャドーイング、更にもう一度聞きます。
準一級の受験時は、スクリプトを読むのも辞書を引きながら、理解するのも何度も読み返しという感じでとても時間がかかりました。
なじみのない文章のスクリプトは、書き出し暗記する位まで読み返します。
シャドーイングは発音の矯正効果もありますし、フランス語の音感語感のセンスを鍛えるのに良いと思います。
使った教材は、まず子供用の辞書。これはフランス語初級の頃から暗記を始めました。
ボキャブラリーがないと会話が成り立たないからです。
逆に言えば基礎構文を身に着けてしまえば後はどれだけ単語や使いまわし方を知っているかで表現力レベルが決まります。
10才位の子供のボキャブラリーは基礎と言う意味で重要だと思いますし、このレベルを押さえておけば仏検対策はほぼ十分と思います。
文法対策は、フランス語で書かれた文法の本を一通り読み、文法問題を解いてから作文を書くための本で練習しました。
書換え問題対策としてフランス語名詞化辞典。
これは難しかったですが根性で暗記しました。
仏検1級の公式問題集は10年前に一度買いましたが、当時はページを開いただけでめまいがしてほったらかし状態でした。
過去問はネットで見られるものと、この10年前の問題集しかしませんでした。
それぞれ3回位解いて、質問の意図(なぜこの問題を作ったのか、文法のポイントなど)を理解しました。
又問題集の最初に書いてある時間配分を本試験の際の指針としました。
上記に加えて、可能な限りLe mondeをインターネットで読んでいました。
その際に時事用語の単語帳を作成したり、文法のポイントに注意し(接続法、条件法、時制の一致、性数の一致、女性化など)必要であれば書き出して音読したりしました。
又インターネットの
https://www.francaisfacile.com/cgi2/myexam/liaison.php?liaison=_grammaire_
の練習問題は全てやりました。とても良いサイトでおすすめです。
1次試験対策の勉強方法は以上のとおりです。